家事の分担を専業主婦が求めることを批判する権利は他人にはないと思う

生活・食生活

Originally posted on 2017年12月25日 @ 10:00 PM

 

家事の分担と言うと

真っ先に思い浮かぶのが共働きの世帯です。

お互い外で働いているのです。

 

家での仕事である家事は、当然分担すべきでしょう。

 

ですが

 

家事の分担を希望している専業主婦もいます。

そう言われれば、主婦に休みはありません。

 

一年中昼夜問わずの仕事だと言われると

確かにそうです。

 

たまには家事から完全に離れて、

一人の人間として時間を過ごしたい時も

あることでしょう。

 

なのに、

 

専業主婦が休みが欲しいというと、

不思議なことに非難されてしまう場合が多いのです。

 

なぜでしょうか?

 

家事の分担をどう考える?

 

 

家事の分担をして、

専業主婦が負担を減らしたいと願うのは、

そんなに非常識なことなのでしょうか。

 

専業主婦にも色々いますよね。

 

働きたくても働けなくて

専業主婦をしている人もいます。

 

夫からお願いされて家にいる人もいます。

 

また一方で、働きたくなくて働く必要もないからという理由の人もいるでしょう。

 

それなのに、

 

専業主婦という一括りで、

それぞれの事情を無視して

議論を進めるからいけないのです。

 

議論そのものが

養ってもらっているという意識からきていますよね。

 

世間一般の、

専業主婦に対する地位が

いかに低いかがよくわかります。

 

そして

家事分担を求める専業主婦は怠け者」と決めつける人は、

レッテルで人を判断する人なのかもしれません。

 

 

日本の法律では、

結婚している間に得た収入は

夫婦二人のものですよね。

 

ずっと専業主婦をしていた後に離婚しても、

婚姻期間中に得た財産の半分を要求する権利があります。

 

専業主婦の家事は

労働ではないと思っている人も

多いのではないでしょうか。

 

もしかしたら本人たちもそう思っているかもしれません。

 

養ってもらっているので

当然の奉仕だと黙々と

家事をこなしているのだとすると

気の毒で仕方ありません。

 

家事は労働です

 

 

うちは共働きなので、

専業主婦を羨ましく思ったことがないといえば

嘘になります。

 

家事なんてそんなに時間はかからないだろうから、

きっと昼間からごろごろしているのだろうと

思っていました。

 

ですが、

 

働きたくても働けない人

夫や周りの要望で専業主婦をしている人には、

大変失礼です。

 

子供の世話や親の介護のために外で働けない人もいます。

 

病気などで無理ができない人もいます。

 

家にいて自分の世話を焼いてほしいから

妻を働かせたくない夫もいます。

 

自分の意思だけで

専業主婦を選んだのではない人にとっては、

世間の評価はあまりにも過酷です。

 

必要に迫られて専業主婦をしている家庭の家事は、

共働き世帯と同じように時間の合間を縫って

こなさなければならないのです。

 

育児や介護の時間は自由時間ではありません。

 

病気で通院したり体調が悪く寝込んでいる時間も、

遊んでいるわけではありませんよね。

 

夫や周りの要望で家にいる人は、

要求される家事のレベルが高い場合が多いので、

一日中頑張っている方もいます。

 

全員が、

毎日優雅にお友達とランチしている人たちでは

ありません。

 

そのランチだって、

大切なお付合いかもしれませんし。

 

ですから、

夫が働いている間にできなかった家事は、

分担を希望しても良いと思うのです。

 

一日中家にいることができるからといって、

家事がこなせる状態だとは限りません。

 

分担という言葉を使うから

非難を浴びるのかもしれません。

 

家事とは、家族が生活していく上で

必要な仕事のことですよね。

 

居場所の環境を守るための努力

 

 

家族みんながするべきことです。

 

片付けなどの

自分でできることは、自分ですべきです

 

家族なのですから、

分担なんていう冷たい言い方はしないで、

助け合ってやっていけないのでしょうか。

 

共働きをしなければいけない理由はそれぞれです。

 

経済的な理由であったり、

キャリアなどの自己実現のためであったりするでしょう。

 

それと同じように、

専業主婦をやっている人にも事情があるのです。

 

外で働いている人全てが、

みんな同じ仕事をしているわけではありません。

 

同じことをしても疲労度やかかる時間は、

みんな違って当たり前なのです。

 

家事だってそうです。

 

家事は人によって求めるレベルが違います。

 

手を抜こうと思えばいくらでも抜けますが、

上を見ればキリがありません。

 

各家庭に求められるレベルが違うのです。

 

ですから、

 

家事が思うようにこなせなくて

分担を希望する専業主婦を

一概に怠け者だと批判するのは短絡的すぎます。

 

批判するならば、

それぞれの家庭の事情を理解した上で

理由を述べてするべきです。

 

これで非難を受けるような主婦ならば、

個人的には離婚されているような

気がしないでもありませんが…。

 

特に理由もなく

家事を怠けて分担を希望しても大丈夫な専業主婦は、

きっと大変魅力的な女性なのでしょう。

 

それを許して一緒にいる旦那さんは、

それこそ個人の趣味で一緒にいるわけです。

 

我慢できなければ離婚すれば良いだけです。

 

同僚や上司、

裁判所もそれは同情してくれることでしょう。

 

そうしないのは、個人の意思です。

 

第三者が口を挟むようなことではありませんよね。

 

そもそも男性が

「うちのが専業主婦のくせに

家事の分担しろとか言うんだよ」と

外で発言する場合ってどんな時ですか。

 

大抵は、のろけか愚痴で

真剣に受け取る必要のない話題です。

 

きっと彼は速攻で「イヤ」と答えたか、

「仕方ないな〜」とニコニコしながら

家事の分担を受け入れていることでしょう。

 

問題なのは、女性が専業主婦は休みがない

家にいる時は家事を分担してほしい と

発言した場合です。

 

これは自分の辛さを訴えているわけですから、

家事に疲れているのでしょう。

 

本当に家事の分担を

希望しているのではない場合もあります。

 

辛さを共感してほしい、

助けてほしいというサインなので、

話は流さずに聞いてあげるべきです。

 

まとめ

 

家庭のことは、

家族でないと本当のところはわかりません。

 

外でいくら愚痴を言っても、

大抵は気分が多少晴れるくらいで

解決には至らないのです。

 

まずは当人同士で

話し合わないことには始まりませんよね。

 

私はいつも話だけは聞いてから、

「話し合ってみたら?」 とだけ

答えることにしていますよ。

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