ライフスタイルを無視して家事の効率が良い間取りは選べない

生活・食生活

Originally posted on 2017年11月22日 @ 9:26 PM

 

家族が増えたり

転勤などで、引越しをしようという時、

新居選びでは、何を重要視していますか?

 

子供や動物がいれば

防音や周りの環境も気になるでしょう。

 

見た目や広さも重要ですが、

不動産屋さんは図面も用意してくれるのですから

間取りも意識してみてください。

 

実は部屋の間取りによって

家事の効率は変わってきます。

 

家事をするにも動線が大事だからです。

 

無駄な動きがあっては、

家事の効率は落ちてしまうのです。

 

しかし、

全ての人に適した間取りというのはないのが現実

 

間取り選びに大切なのは自分のライフスタイルを考えて、

何を優先するか、決めることです。

 

家事の動線とは

 

 

動線という言葉は、ご存知でしょうか?

 

簡単に言うと、人やモノの動きのことですよね。

 

ここでは家事の動線なので、

家事をする時の人の動きということになります。

 

無駄な動きをすると、時間がかかってしまうので、

家事の動線は短い方が良いとされています。

 

一直線が、一番短い動線ということになります。

 

一つ、一つの家事で、

自分がどのように動くかを、

意識したことはありますか?

 

間取りや、家具の配置によって、

その動きは様々のはずです。

 

一つの家事をこなすにも、

やらなければならない行程は

一つではありませんよね。

 

例えば洗濯の洗ってから干すまでの

行動を想像してみてください。

 

洗濯物を取り出して、

干す場所まで移動しますよね。

 

物干しスペースまでの距離が長かったり、

何回も、往復すると

洗濯の動線が、長いということになります。

 

また、ハンガーや洗濯バサミなどの小物を

違う場所に取りに行ったりしても

動線は長くなってしまいます。

 

この間取りは便利ですと勧められたことがない

 

 

間取りと言っても様々です。

マンションか一戸建てかでも変わってきます。

 

転勤族なので、引っ越しは数多くしてきたのですが、

今回は、マンションの間取りについて考えてみましょう。

 

マンションの間取りにも種類がありますが、

だいたいの定番があります。

 

集合住宅なので、あまり奇抜な間取りにはできませんよね。

 

通路や水回りとの兼ね合いで、

各部屋の配置が決まってしまう場合もあります。

 

まだまだ家事をすることを意識して

設計されている物件は、多くはないそうです。

 

キッチン以外で、

家事のしやすさをオススメされたことってありますか?

 

キッチンはシステムキッチンで

便利さをアピールできますが、

それはキッチン単体でのことです。

 

掃除や洗濯などの、他の家事はどうでしょうか?

 

家電で便利さをアピールすることはできても、

 

間取りだけで家事のしやすさ

売りにはできていないようです。

 

間取り全体での家事の動線については、

まだまだ確立されたものはないということなのでしょう。

 

実際に暮らすことをイメージして選ばないと、

住んでから暮らしにくさを感じることになるかもしれません。

 

田の字型の部屋

 

 

マンションの最も定番といわれている間取りが、

田の字型です。

 

4つの居住スペースが

廊下やキッチンなどの水周りで区切られて、

漢字の田の字のようになるので、こう呼ばれているそうです。

 

水周りが集中していることが多いのですが、

入り口が一直線で、つながっているとは限りません。

 

一直線でなければ、動線は長くなってしまいます。

 

なので、必ずしも水周りの掃除の効率が

良くなるわけでもないようです。

 

上下階でも水周りが同じ配置のため、建築しやすく、

生活騒音の苦情も、出にくいということが売りだとか。

 

建てやすいため、お値段は他と比べて安目だそうです。

 

玄関からベランダまで廊下で繋がっているので、

掃除機をかける場合や拭き掃除では

効率よく移動することができます。

 

まとめて一直線に掃除してしまいたい方に

向いている間取りかもしれませんね。

 

玄関側の部屋は、通路に面している場合が多いので、

掃除中に窓を開けておくと、丸見えになってしまいますが…。

 

センターインの部屋

 

 

センターインの部屋とは、

中央に玄関がある部屋のことです。

 

センターに玄関があり、

左右に部屋が割り振られる形です。

 

プライベートの空間が、保たれる間取りで、

お高くなりますが人気だそうです。

 

玄関を中心に考えると、

どの部屋も距離は短くなります。

 

ですがプライベート性が保たれる反面

部屋から部屋への移動が

スムーズにいかない作りでもあります。

 

拭き掃除、掃除機かけなどを

まとめてやりたい方にとっては、

家事の動線が長くなってしまいます。

 

夫や子供がプライベート空間を

自分で掃除するならば、問題ないかもしれません。

 

ワイドスパンの部屋

 

 

ワイドスパンの部屋とは、

バルコニーに面した部屋が、多い間取りのことです。

 

水周り以外の部屋がバルコニーに面していて、

日当たりも良く人気だとか。

 

多くはバルコニーから

各部屋に入ることができるようになっています。

 

ですが水栓がバルコニーにない場合も多く、

拭き掃除の動線が、良くなるというわけではないようです。

 

窓が多い分、光熱費と窓掃除の負担

他の間取りよりも大きくなりそうです。

 

ですが水周りの入り口が

直線状になっている場合も多いので、

掃除の効率が良いという意見もあります。

 

この間取りは家族団欒を売りにしているようで、

リビング

中心の設計になっていることが、多いのが特徴のようです。

 

なので、頻繁に掃除する場所が限られて

効率が良いとも考えられます。

 

何の家事効率を優先したいか

 

 

それぞれの間取りには、それぞれに

メリットデメリットがあることがわかります。

 

水周りの掃除を効率化したいのなら、

水周りの入り口が直線状になっている

間取りの部屋を探せば良いですよね。

 

掃除機かけや拭き掃除などを一気に済ませたい人は、

田の字型があっているかもしれません。

 

この間取りは、廊下から一直線に各部屋にアクセスできます。

 

洗濯に必要な小物を

バルコニーに置いても邪魔にならなければ、

洗濯の動線も短くすることができます。

 

そんな人は、バルコニーの広い

ワイドスパンの間取りが住みやすいかもしれませんね。

 

この間取りは、

人の集まる場所を意識して作られています。

 

散らかったり汚れたりする場所も集中しそうなので、

家族にも手伝ってもらい

一点集中で効率よく家事ができそうです。

 

家族の生活時間が違って、

家事を一気に済ませられないような家庭では、

無理に効率化を図ることはありません。

 

プライベート性を重視したセンターインの間取りで、

各人がそれぞれの部屋を掃除すれば良いのです。

 

このように、何の家事を優先して効率化したいか

選ぶ間取りも変わってきてしまいますね。

まとめ

 

まずはライフスタイルによって

間取りを選ぶ必要があります。

 

いくら家事を効率化したくても、

生活時間がバラバラでは

自分の都合だけで家事は行えないからです。

 

家事のためだけに

お部屋を選ぶのも、おかしな話ですよね。

 

まずは日当たりや広さ、周りの環境などから考えて、

家事のしやすさは、プラスアルファにした方が良さそうです。

 

何を大切にしたいかで、我慢すべきところは違いますよね。

 

残念ながら、家事のしやすさは家族の中では

優先順位はそう高くないのが現状です。

 

まずは予算とライフスタイルにあった

間取りの形を決めることです。

 

その上で、自分が優先したい家事動線が

効率よくいく部屋を選べば良いのではないでしょうか。

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