Originally posted on 2017年12月30日 @ 10:04 PM
新婚時代は、お互い緊張して生活しています。
ですので、実家ではやっていなかったような家事も
当然のようにやってしまう場合があります。
お互いにいい人ぶってしまうのです。
これは女性だけではなく、男性にもそういう傾向が見られます。
あら、この人意外と家庭的…なんて安心してはいけません。
この先慣れてきた時に、本性が現れるかもしれませんよ。
新婚時代はチャンス
後になってからでは、なかなか家事の分担は言い出しにくいものです。
できる方ができる時になんとなくやるというようにしていると、
将来的に妻の方に負担がいきます。
女性は子供を持つ場合には、
妊娠や出産で家にいなければならなくなる時期があります。
分担を決めていないと、ほぼ全てを妻がやることになったまま
ズルズルといってしまう危険性があるのです。
家事分担を言い出すきっかけとして、
一緒に住むというのは最大のチャンスと言えます。
男性から家事分担についての話題が出ない場合は、
家事は男性もやるのが当たり前の家庭で育ったか、その逆です。
当然のこととして家事をしてくれる男性なのか、
そうでないのかは結婚するあなたが一番よくわかるはずですよね。
後者の場合には、
これから新しく作る家庭のルールとして、
最初に決めてしまいましょう。
後々のトラブル防止になります。
今まで家事をしていたかどうかは関係ない
男女ともに家事の分担をするのに、それまでの経験は関係ありません。
場所や相手が違えば、家事の仕方にも個人差があります。
期待されるレベルをクリアできていれば、やり方は問われないはずです。
慣れていない家事を担当する場合は特に、初めから手を貸してはいけません。
人は何かを学ぶ時には、失敗することも大切です。
必ず慣れますし、困る前に手を出すことで
自分で考えることをしなくなる場合があります。
新しく作る家庭での、新しい家事のやり方を二人で作っていくのです。
お互いに慣れていない家事を担当する方が、
新たな気持ちで取り組めるかもしれませんね。
ですので、
「うちのお母さんならこうするのに」なんていう発言は、
男女ともに禁止です。
同居していないのなら、お母さんの家事のやり方は
自分が参考にする程度にとどめるべきです。
全く新しい家庭を作っていくべき時に、
自分だけ昔を引きずって相手に強要してはいけません。
分担を決める上での注意
家事の分担を決める時には、
お互いの職場での仕事量を考慮に入れなければなりません。
労働時間や量に大差がある場合には、
家事の分担の割合を調節する必要が出てきます。
毎日残業で帰宅が夜中になるパートナーの場合には、
家事の負担を軽くしてあげるのが思いやりです。
これは単に労働時間だけではなく、
仕事の大変さも加味してあげてくださいね。
外での仕事と家事労働の負担が、
できるだけ夫婦で平等になると良いですね。
共働きを続けるのであれば、
普段の仕事のある生活のまま新婚生活を始めた方が、
家事の分担を決める上では役に立ちます。
新婚生活の開始は、転職などよりも
家事分担のきっかけとしては大きなチャンスなのです。
ライフスタイルをコロコロ変えてしまうと、
家事分担がうまく回らなくなります。
新婚生活に慣れるまでは、
他のライフスタイルを変えないようにすることをお勧めします。
お互い無理のないように余裕を持って分担した方がうまくいくでしょう。
完全に全てを分担してしまっては、窮屈な思いをすることになります。
時間のある方がやる家事や、
日替わりでやる家事などの項目も作っておくと良いですね。
ペナルティは設けるべきか
分担された家事ができなかった場合に、
ペナルティを課すかどうかでも問題になることがあります。
例えば、仕事が忙しくてできなかった場合には、
ペナルティを課すべきではありません。
ですが単にサボった場合には、お互いにペナルティが課されるべきです。
どこからどこまでが仕事なのかというのは、各家庭の判断になります。
厳しすぎず甘すぎず、職種や状況にあった判断をしましょう。
ありがちなものや同じことが続く場合には、リストアップしておきましょう。
ペナルティになるか否かをはっきりさせておくのです。
お互いに確認しあうことで、言った言わないのトラブルも回避できます。
夫婦と言えども、元は他人です。
それまでの生活環境や考え方の違うもの同士が
一緒に生活していくには、ルールが必要となるのです。
新婚のうちは価値観が違うことが多々あります。
暗黙の了解というのは、
同じ価値観を持つ相手でないと共有できないものなのです。
家事の分担が無理になった時
最初に決めた分担が、
一緒に暮らすうちにできなくなってしまう場合があります。
病気や怪我をした場合もそうですが、
家族が増えたり転職などでライフスタイルが変化した時です。
病気や怪我でできない場合には、
代わりに担当することがパートナーの務めです。
育児や介護などで家族が増えた場合には、
増えた仕事分も含めて分担を決め直しましょう。
転職で就業形態が変わった場合も、
トータルの仕事量が平等になるように、二人で話し合うことが大切です。
どれも新婚の時に一度決めた経験があれば、
二度目、三度目は話し合いがスムーズにいくはずです。
まとめ
新婚の時に、家事の分担は決めてしまった方が良いでしょう。
男女共一人暮らしをしていた人でも、
独身時代はそれほどバッチリ家事をしていない場合が多いものです。
それまでの家事経験はそれほど気にしなくても良いのです。
それよりも、一緒に考えてルールを作ることが大切です。
うまくいくコツは期待しすぎないことと余裕を持つことです。
それぞれの仕事の労働環境で、無理のない分担にすることが求められます。
厳しすぎるルールでは、結婚生活そのものに支障をきたす可能性があります。
産休育休中の癖が抜けずに、
仕事を再開しても家事は女性が担当する場合が多いのが現実です。
そんな時、新婚時代に決めたルールをお互い思い出してみてください。
新しい家族を交えて、家事分担を決めなおすことができれば良いですね。